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エアサイクルのコンセプト 空気の話

エアサイクルのコンセプト 空気の話
  空気は暖めると上昇する性質をもっています。「エアサイクルの家」の動く空気の動力源もこのエネルギーを利用しています。





  空気は暖めると上昇する性質をもっています。熱気球や昔なつかしい回り灯籠はこの空気の上昇エネルギーを利用しています。
  「エアサイクルの家」の動く空気の動力源もこのエネルギーを利用しています。



  熱を断つには熱伝導性の低いものほど有力です。空気と水はこの代表選手なのです。
  今、様々な断熱材がありますが、たとえば最も多く使われているグラスウール断熱材は、細かいガラス繊維を綿状にし、中に豊富な空気層をつくることによって熱を断ってい  ます。



  木材の含水率が15%位になると20%と比較して強度が1.5倍に増します。動く空気に触れていると腐巧菌に侵されにくくなります。



  風は夏の対策として重要です。太陽熱が冬の主役(パッシブヒーティング)とすれば、風は夏の主役(パッシブクーリング)です。風があれば湿気をおさえる事もできますし、涼しさを感じることもできます。扇風機や団扇はこのわかり易い例です。風が吹くと風上側には正圧が、風下側には負圧が起こります。正圧は押す力であり、負圧は引き込む力です。夏期、涼しい風を正圧として採り入れ、負圧を利用して建物内の熱気を引き抜きます。通気層内に上昇気流が起こると負圧が生じます。
  「エアサイクルの家」は独自に開発した開閉式の換気口(エアオープナー)をもっています。夏季はこれを開いて積極的に風を採り入れ、冬期は閉じて暖かさを保ちます。