軟弱地盤とは地耐力2トン未満の土地をいいます。地耐力とは1平方メートル当たりにどれだけの荷重をかけても沈まないかの目安です。
昔、遠浅の海や干潟であった場所や水田を盛り土造成し、宅地として活用している場所、既存の建物を撤去後に埋め戻し整地したような土地では、軟弱地盤である可能性があります。
軟弱地盤は水分が多く、地層がふかふかしているような状態で、上に建物がのると水分が抜けて沈んだり、下の固い地盤が坂のように傾斜していてその上に軟弱地盤が乗っているような状態の地層では地滑りの恐れがあります。また砂地盤で水分を多く含んでいる状態では地震時液状化が発生する危険があります。
小規模な建物ではスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)が多用されています。
軟弱地盤では、家が傾き、さまざまな障害が発生します。排水の滞り、基礎の亀裂、建具の開閉困難、窓まわりに隙間ができて、雨が吹き込む。気密性が損なわれ、冷暖房が効かなくなる。土地を選ぶときは土地の前歴を確認しておきましょう。地盤調査は費用そのものは5〜6万円から。地盤が沈下して建物の補修が必要になったとき費用が出る保証付き地盤調査もあります。