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建てる前に知ってよかった!知りたかった家づくり Q30

  無用なトラブルをさけるには?



   営業担当者に疑問や希望を伝えてたのに、答えがはぐらかされていると感じたことはありませんか。自分は素人だからと遠慮して、聞けなかったことはありませんか。そうした小さなもやもやや直感的な不安を残したまま、契約をしてしまうと、家が建っても素直に喜べなかったり、あとから工事の欠陥や不満点が出てくるものです。不安や疑問をすべて解消できてから契約にのぞみましょう。
  トラブルが起こると、必ず「言った、言わない(聞いていない)」の議論になります。打ち合わせで決まったこと、出した注文、プランの変更、手直し工事など、必ず書面に残してください。
  工事が始まり、現場をみていると、イメージと違うと思うことがあるかもしれません。その場合でも、図面通りに施工されていたら文句は言えません。図面の段階で、よく見て、不明な点は説明を受けて、自分の希望の家になっているか確認しておきましょう。
  また、現場でみて変更の希望があったら、速やかに現場の責任者に伝えてください。大工さんに直接頼むとあとでトラブルのもとになります。
  引き渡し前の施工検査は、最後のチャンスです。そこで不備な点が見つかったら、そのことを書面に記録し、「手直し工事は何月何日までに完了します」という念書をもらいましょう。そして、手直し工事がすんでから、最終金を支払うようにします。